相対的優位は勝ち取れない

行政による保護を受けることができる人はある意味では勝者と言える。
圧倒的努力や運によって成功したビジネスマンは言わずもがな勝者と言える。
政界に在籍し自分の努力によって自分を擁護してくれる層や団体をさらに優遇させるルールを作る側にいる人そしてその子孫は少し毛色は違うかもしれないが勝者と言える。

じゃあ私たち中間層の中でもちょっと下位層にいる人間が絶対的弱者ということにならないか?
まともに働いて税金を払っている。車も持っているからそれに伴う税金も払っている。市県民税ももちろん支払っている。
税金を払うこと自体に抵抗はないんだ。国を運営する中にはビジネスになりえないないし民間がやりたがらないビジネスは税金を通して特別にやってもらう必要があるからだ。
ごみ収集なんかは絶対的ビジネスになるだろうけど、ごみ捨てるのに金払うってなったら生活保護受給レベルの弱者はコンビニに捨てるか道端に捨てるかになるだろうから。そういうことには税金を通して無料でやってもらうと言いますか少し回りくどい方法をとって金持ちも貧乏人にも公平にお金を払ってもらうしかないんだ。

行政は弱者救済をするのも仕事になるからそれのために税金を投入しなくてはならないんだ。一番わかりやすいのが生活保護になるんだろうな。
仕事を辞めた人もしくは辞めなきゃならなくなった人、トラブルにより生活が立ち行かなくなった人そういう人たちを助けるために使われている税金はほんとに全額助けるべき弱者に回っているのでしょうか?
SNSでは連日のようにあそこのNPO法人の公金チューチューがと騒がれているのを聞くたび、そんなことを考える。
そしてその人たちは自分がどれだけ弱者であるか、救済する価値があるかを競うようになっている。弱さのインフレとでも言うべき状況を作り出している。その人たちは何も生産することもせず金だけもらってだらだらと過ごしている。

ビジネスの成功者はそれを見て辟易したらそういう声が小さいところに引っ越せばいいから、事が大きくなるまでは楽しそうに助けてあげなよと傍観する。

お前が荒らした畑を整備させられる中間層の気持ちも知ることもなくな。

別に政府がどうのとか、NPOがどうのとか、もう興味がすっかりなくなっちゃったけど、というより興味を持つことに疲れちゃった。一時期は常にSNSに張り付いていたのに。

そうして私は明日も明後日も強者と弱者に搾取され続けるんだろうな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました